
地元人になれない子
初めて母の実家の鹿児島に連れて行ってもらったのは、4年生の夏休み。父と母はお互い近くの村に住む知り合いで、双方の親が結婚を勧めたと聞きました。お互いにいいなと思っていたところだったので喜んで結婚したそうです。両親の時代はお見合いが主流だったのではないかしら。本人同士も親同士...

迷子になる子
幼い頃の私は、自然の中で遊ぶのが好きで、生き物とか昆虫をかを追いかけているうちに知らないところまで行ってしまい、戻れなくなる子でした。自分が方向音痴だと気付いてからは、あまり遠くまで行かないようになりました。 ある週末、両親に連れらて大好きな海に行きました。遠くまで行かない...

生き物を持って帰る子
幼い頃の私の家の周りには、田んぼや畑が沢山あって、泥んこ遊びをするのに事欠かない場所でした。蝶々やカエルやセミなどでは飽き足らず、もっとチャレンジしたくなり、スズメをつかまえたこともあります。ある時お婆ちゃんが訪ねてきて、母と真剣に話をしていたので、私は外に出て遊んでいまし...

おねしょする子
私は子供の頃、おねしょで母を苦しめました。おねしょグセがある子は、何かに怯えている子だと聞いたことがあります。私の場合はそうでした。怖い夢を見て、夢の中で死んでしまいます。そしてゲームオーバーになって目が覚めたらおねしょをしているのがパターンでした。...