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海外で活躍した日本人

山村幸夫(やまむら ゆきお)

1962~2002

スピリチュアルヒーラー。宮崎県生まれ。

東海大学卒業後1987年渡米。


1990年より、スピリチュアルヒーリングを中心とした活動を始める。

アメリカ・ロスアンゼルスを拠点にして、他州や外国、日本等での奉仕活動を精力的に行い人々にスピリチュアリズムを広める。


彼は「治療代は無料」の方針を貫きました。そのために、生活費は貿易事務のビジネスや極真空手のインストラクターなどで稼いだお金で賄っておりました。でもそれだけでは、他州や日本などへ行く際の航空運賃やホテル代などの活動資金までは賄えませんから、いつも治療会場には「感謝箱」が置いてありました。つまり、彼から皆さんに治療代や相談料を請求することは一切ないけれども、余裕のある方からの御喜捨(ドネーション)は有難く頂戴し、その分で活動資金を賄っていたわけです。経済的に困窮しているという理由で僕のところに来られないのでは、全ての人々が神の愛に浴することができなくなるというのが彼の言葉でした。そして、多くの方々を癒されました。


「神からのギフト」は、治療会場で、山村さんと患者さんたちとの間で交わされた、様々な質問応答の録音テープ起こし編集がなされたものに彼が加筆・修正したものです。分量としたら、質問応答と書き下ろしが半々というところでしょうか。

 実は、ある出版社を通して出版される予定だったのですが、彼が急に亡くなったことから、話が立ち消えになってしまいました。致し方なく、山村さんが生前に仕上げた原稿をそのままに、当出版会が自費出版したわけです。

 その最初の製本資金として、彼からヒーリングを受けたことのある多くの患者さんや、彼の活動をサポートしていた仲間、そして彼に治療会場を提供してくださっていたお世話役の方々に、予約注文の形で資金援助をして頂きました。そのおかげもあって、現在まで出版活動が続けていられるのです。


「与え尽くしの愛」は、彼の没後2年を機に仕上げました。最初の本には収め切れなかった原稿と、その後に提供のあった音声資料からの、新たなテープ起こしの分を合わせて編集してあります。治療会場や講演会、あるいはロスでの勉強会などの質問応答がテーマ別に編集してあります。

 私どもの出版会は、山村さんが話していた“真理”と正しい霊的な知識を、本という形でまとめてお伝えしたいと願って立ち上げたボランティア出版会です。形式的には《非売品》として、山村さんとご縁のあった方々や、その後に彼のことを知った方々にお届けしております。山村幸夫という人物像を神格化するものではありません。組織化を求めるものでもありません。


📷 自費出版です

この2冊の本は自費出版です。当初は、彼と直にご縁のあった患者さんや、彼の活動に協力していた方々にお届けしておりましたが、現在は、彼を知らない多くの方々にまで広がっております。その後、山村さんの著作本以外の本や、彼の音声CDも発売するようになりました。。山村さんは、治療会のことをインターネットで紹介することは強く拒絶しておりました。それでも、敢えてホームページを立ち上げますのは、この本を探しておられる方々への便宜のためです。


📷 肖像写真のアップは絶対にやめてください

「僕のプライベートな内容でなく、出版会として、本を紹介するだけのホームページにしてください。僕の写真を掲載することは絶対にダメですよ」と彼からメッセージを頂いております。皆さまがご自身のホームページやブログ等で山村さんのことを紹介なさる場合でも、彼の肖像を掲載することは絶対にやめてください。肖像写真の公開は、自己顕示につながることとして、彼が強く律していた部分であるとをご理解ください。

 多くの方々が山村さんの生き方に共鳴してくださり、各方面で彼を紹介してくださっているのは有難いことです。ほとんどの方は、彼の真意を理解してくださり、節度あるホームページやブログで真摯に語ってくださっているのは、まことに嬉しい限りです。大事なのは山村さん個人のことよりも、彼が語った「真理」です。

「くれぐれも、僕の写真や遺品を拝まないように」ということも、やはり霊界の山村さんからのメッセージです。ですから、このHPですら彼の肖像写真は掲載しないのです。指導者崇拝は、他者依存となってしまいます。それは彼の伝えていた真理に反することになってしまいます。そうではなくて、「早く、自分の裡なる神に気づいて、自立した積極的な生き方をしてくださいね」というのが彼の皆さんに伝えたかった最大の眼目かと思います。

 とは申せ、まったく顔も分からずじまいでは、本を読んでいく途中でのイメージが沸きにくいことでしょうから、両書とも、口絵の写真で、彼の容姿は紹介されています。ここで簡単に私の言葉で彼のイメージを紹介しますと、体育会系のがっちりした体格で、およそ霊能者らしからぬ印象の、明るく元気で、優しいお兄さんという感じでしょうか…。

 ひとりでも多くの方々が、生涯を通じて彼が伝えたかった真理や本当の知識を受け入れ、そして心丈夫になられて、平安な人生を過ごして頂けたらと想います。

 その願いが叶えられていることを感じる時があります。皆さまから「安心しました。これで、元気に生きて行けます」という前向きの言葉をよく頂きますので・・・。読後の感想で、よく皆様が申されることが、「これまで自分のなかで、そうじゃないかと想い続けていたことが、やっぱりそうであったと整理がついて、すっきりしました」ということです。患者さんたちとの対話のなかにある、具体的で分かりやすい応答を読んで、皆様方が既に魂のなかに得ておられる、「裡なる智慧」を思い出されたのでしょう。


 世間の多くの人たちが、「死んだらお墓に眠る」とか、「死んだら仏壇に帰る」などと思っています。そして、「子孫に供養してもらうことで自分は救われる」とも信じ込んでいます。それもこれも、組織宗教での間違った教義に由来するものです。

 永い間、そうした間違った教えが世間に広められた結果、霊的な法則・摂理とはかけ離れたことが世間の常識としてまかり通っているのです。

 不幸なことに、間違った教えを信じ込んでいる霊は、実際にそのような間違った場所(お墓や仏壇、お位牌など)に居付いてしまっています。このような地縛の状態は、当人にとっても,遺された子孫にとっても好ましいことではありません。

 あるいは、「死んだら無になる」とか、「死んだら、皆、神様や仏様が救ってくださるから楽になる」などと勘違いしたまんま、一年間に三万人を超える人たちが自らの命を絶っておられます。このような事態が十年以上も続き、この哀しい社会現象に対して、どうして宗教界は警告を発しないのでしょうか。遺された人たちの悲しみは勿論のことですが、それ以上に、自らの命を「自殺」という行為で絶ってしまった者が、その後あちらの世界でどんなに悲惨な事態に陥っているか、その真相を真正面から伝えてくれる宗教家は皆無と言ってもいいくらいです。

 自殺については、いつか、山村さんが哀しそうに話したことがあります。

「心霊治療なんか信じなくてもいい…、神、信じなくても…、しかし、『人間は霊であり、霊は永遠に生き続ける』ということ、それだけでも知って頂ければ、生き方が変わってきます。自らの命を絶つ愚かな行為など、絶対に思いつかないはずです」…と。

 この本には、山村さんと私共の、「絶対に自殺をしないでください」という願いが込められております。そして誰しもが、神と約束してきた今回の人生を、最後まで生き抜いてほしいとの祈りも込められております。

 組織宗教の間違った教えに拠って、勘違いさせられている皆さんの意識を、生きているうちに、本来の、イエスやブッダの教えの方向に向けて頂きたいと願っています。ほんとうのことを知って頂きたいのです。世間の人たちは、当てものが得意な霊能者をすぐに神様扱いして拝んでしまいます。でも霊能者というのは「霊」からの情報で色んなことが分かる仕組みなのですから、当たって当然なのです。正しく理解していたら騙されることもありません。また霊能者を占い師と混同してはいけません。

 山村さんがいつも話していました。「人生の大事なことの決定を霊能者任せではいけません」と。皆さんご自身の自由意志に依る決断と行動が、大いなる魂の成長となるということです。例えそれが間違っていたとしても、気付いてやり直せばよいのです。反省とやり直しの行動、その繰り返しで人は成長していきます。

 また霊能者の中には、「私の所には山村幸夫さんが来てくださって指導している」と信じこんでいる方もおられるようですが、こんな方、どうぞニセ山村霊にご注意ください。彼が生前にお付き合いのなかった方に対して、「私は山村幸夫だよ」と名乗ることはまず無いと思ってください。なぜなら、彼がいちばん敬愛していたシルバーバーチがそうであったからです。

 シルバーバーチは六十年間の永きに亘り、霊媒モーリス・バーバネルを通じて霊界通信を届け続けましたが、その間一度も地上時代の名前を教えたことはありませんでした。さすれば、山村さんだってシルバーバーチに倣うはずです。ただ神の僕(しもべ)として黒子の存在に徹し、陰ながら高邁な使命感に燃える霊能者やヒーラーの背後でお手伝いしている山村幸夫さん……これこそが生前の彼の真摯な霊能活動を間近で見させてもらった私の想像する、現在の山村幸夫の姿です。

 

山村さんは、組織もお弟子さんも作りませんでした。その思想に共鳴する当出版会の私共も、これまた同様に、ボランティア精神で本の直販をしているだけです。安心してお買い求め下さい。皆さんから頂いた名簿も、本の発送や出版案内に使用するだけで、決して、頼まれもしないのに、こちらから霊能者やヒーラーなどに勧誘するようなことはありません。そして、どちらかと言えば、私の立場は浅野和三郎先生と同様の、審神者(さにわ)のお役目でありたいと念願しています。

 ささやかな出版会ですので、お金の掛かる宣伝はあまりできません。彼の生前の活動がそうであったように、ほとんどが皆さま方の口コミでここまで続けて来られました。もしお読みになって、本書のことが気に入って頂き、また次の方へと紹介してもらえましたら、まことに有難いことです。


 

以上、神からのギフト出版会のホームページから要約。

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