出生時の月と12ハウス

過度の防衛が結局一番怖い。防衛心の強い人は嫌いな人が増えます。嫌いな人が増えるほど、人生がうまく回らなくなっていきます。そして自分を被害者にしてしまいます。Astrologyでいうと、その働きは月がもたらしています。月は、相手を敵とする星です。

月で生きていくと、人生はだいたい失敗するようになっています。ほとんどの人が月に動かされて、悪い方向というか手応えのないものに突き進んでしまいます。月は、あたかも自分の本質であるかのように感じさせるのです。それはまったくのウソなのです。ただ、自分が何に反応してしまうのか、何を防衛しているのかのパターンだけです。なぜ天がそういうものを与えたのか分からないけど、与えられた特性です。悩み深い環境で生きてきた人は防衛力が増しますので、月の影響をさらに受けてしまします。自分が許されて受け入れられている環境にいれば、人と敵対する必要はないので月の影響はそれほど受けないで、月は小さくなっていく。なので、月は自分の防衛のスタイルであって、自分の本質とは全く違う。むしろ、それだけは違うといえる。なので月に囚われていけば私たちは必ず悩み、煩悶、苦しみ、敵対の方向に行き、そして自己嫌悪に陥っていくという構造から逃れることができません。私たちの考えている殆どのことが月の強制です。考えることが幻想だから、いくら考えても、この世に成果として得ることができない。霞をつかんでいるだけ。そして霞が自分だと思っている。この世は幻想であるということを、月が教えてくれている。その情動やその誘惑に乗っかってしまう時に、私たちの人生も虚しいものになっていく。精神的なことだけでなく、実際的なこともなんです。月が現実をプレゼントしてくれることは、人気以外まずないんです。月というのは人気は結構あるんです。


月は星座ごとに欠損を表すと同時に、月のあるハウスの事柄を悩みの種にしてゆきます。私たちは、自分の月の星座の自己嫌悪と月があるハウス(生活の領域)の具体的なことばかり考えて生きているんです。


1室 自分自身の部屋:容姿、見かけ、行為の癖など。ここに月が入っている人は、自分の容姿の事ばかり考えています。鏡を見ては顔の詳細をチエックしたりて、今日のお肌の調子はどうだとかこうだとか、一喜一憂してしまう。


2室 所有、所得、お金の部屋:月がここにある人は収入のことばかり考える。今日はいくら稼いだとかいくら出るとか、そのことばかり考えてしまいます。考えればお金が入るかというとそうはいかず、悩み苦しむ。


3室 コミュニケーションの部屋:ここに月がある人は、自分がうまく喋れたかとか、思っていることを人にちゃんと言えるだろうかとか、勉強がちゃんと進むだろうかとか、常に考えている。3室は兄弟の部屋でもあるので兄弟にやたら気を使ってしまうとか。それなのに兄弟から優しくしてもらえないというような悩みになる。月というのは本当にすごいです。何一ついいことしてくれないから・・・。


4室 生まれた家、実家、家庭、ファミリー、毎日帰るところ:月が4室にある人は家のことばかり考えてしまう。実家をはなれて都会に働きに出たのに、実家のことばかり考えてしまう。実家から大事にされてもいないのに。アパートに一人暮らしの人は、ガスを止めただろうか、電気をつけっぱなしではないだろうか、常に気になってしまう。家の事が悩みの種になってしまう・・・月だけはね、当たるんです。悪いことばっかりだから。無いものをあるように見せる星だから。だから常に月に感情が行くように思考が行くように、誰が作ったのかわからないけど、そのように月を機能させている。だから「日常性」とか「日常感覚」とか言われるんです。そんなそんなかるいものじゃないんですよ。水星とか金星なら、バターやミルクの感覚ですが、月は違います。お菓子みたいに見えても、そう見せてるだけ。


5室 遊びの部屋:人生の楽しみの部屋:ここに月がある人は、人生を楽しもうとしても、何一つ楽しく無い。一番楽しいことは恋人との時間だとしたら、常に恋人のことを考えていて、恋人に嫌われないためにはどうしたら良いだろうかと煩悶ばかりしてしまう。また子供の部屋でもあるので、例えば自分の子供の事ばかりに悩んでしまうとか。


6室 健康/病気の部屋:自分の健康管理に病的にとりつかれて、ちょっとした体調の変化にすぐに反応してしまうとか。職務の部屋でもあるので、職場の人たちに常に気を使っている。職場で堂々とできない。結構人気者にはなるんだけど、ハラハラ・ドキドキ悩みつつやっている。自分の体や健康や職場の事でいつも気を使ってしまう。


嫌なことばっかり言ってごめんなさい。でもそれに気づくことで、それは実態ではないということを知って楽になるはずです。この世の全ては無に帰すということを教えてくれる星なのです。この現象界に囚われてもしょうがないというところまで導いてくれる星はそう多くないのです。そういう意味で月の役割は大きいです。しかし月は確実に自分の姿を隠して良い人を装い、味方であるかのように常にそばにいてくれる。それだけは本当なんです。そうやって誘惑してくる訳です。なので私たちは月の星座や月のハウスのことで、精神エネルギーの8割か9割を捧げてしまっている訳なんです。自分の得意分野で、自分はその能力があって、うまくできるはずという強力な自分像を押し付けてくる、というか無意識的に押し付けてくる。月に本当の力はないから、幻想にぶち当たって、こんなはずじゃなかった・・・自分はもっとできたはずなのに・・・という現実との中でひどい失望感と自己嫌悪の情をもたらしていく。それは全て月が成せる技。

   太陽がバイタリティー(本当の生きる力)を与えてくれる星。太陽は熱を与え、月は熱を奪う。実際に地表の熱を奪います。夜になって寒くなるのは、太陽が出ていないからというよりも、月が余熱を奪っているからです。月はものを冷やすんです。「吸収」「反射」というのは月のキーワードですが、太陽が与えてくれた生きがいとかエネルギーを奪っていく星だということです。なので、太陽と月のバランスの中で、より深いこの世の謎解きに成功して生きたい。なので月に関して全て(現象面では)悪く言いますが、そこはご容赦ください。月に騙される騙され方が星座で、騙される領域がハウスです。


7室 結婚、一番親しい人との関係、協力関係の部屋:月がここにあると、常にこの関係のことが気がかりで、そこにばかりエネルギーを使って消耗に陥ってゆく。旅行中でもしょっちゅう配偶者に電話をしている人などは、よほど仲が良いんだなと思いますが、7室に月がある人は、気になってこだわって電話してしまうので、大変だなと感じます。あと、7室は天秤座の部屋なので、ここに月がある人は何かバランスが悪いんです。一方向に考えが偏って物事がうまくいかない、それで常に自分を攻めているような感じ。


8室 言いづらいですが、性の部屋ですのでここに月がある人はその事ばかり考えている。何というか、配偶者の影響という意味の部屋なので、配偶者の収入がどうなっているとか、配偶者から自分が受けられるサービス・・財的なもの、性的なものに関して常に気を配ってしまう。単に性的な欲求が強いだけなら構わないのですが、月が入る事で・・実態はよくない状況になります。あと、配偶者のことを疑ってばかりいることで消耗してします。でも疑っていることの殆どはハズレています。そうやってせっかくの関係が壊されてゆくんです。


9室 射手座の部屋なので高度の学問、教育、学歴の部屋:ここに月があるとそういうことに関心があって、そこに複雑な負い目のようなものがあり、高度な学問とか宗教とか人間学とか、そういうものに常々エネルギーを注ぐけれども何故か憔悴してゆく。意識の拡大を望んで学んでも、それを得られないで憔悴と自己嫌悪に陥る。海外を表す部屋でもあるので、海外に対する漠然とした憧れが強く、外国人からも人気がある。でも実際に海外に行って見ると、すごいエネルギーを消耗してハラハラ・ドキドキして消耗して、疲れ切って楽しむどころではなくなってくる。


10室 転職、社会的立場、人生の頂上に位置する部屋:ここに月があると、人気が出るので有名にはなる。けど常に仕事のことを考えて煩悶を繰り返し心落ち着かず、自分は一体何をした良いのか分からない、決められない。これからどうなるんだろうかという焦燥感。社会的立場ゆえに、常に焦る。結局何なんだろうという徒労の日々で、結局虚しさを感じるようになる配置。


11室 友人、クラブ、趣味の団体、ある考えのもとに集まるグループの部屋:ここに月がある人は、こういう人たちと積極的に関わるのだけど手応えがない。頑張ってやればやるほど、何か虚しい風が吹くような。エネルギーを注ぐわりには、そのグループから重要視されない。人気者にはなる。何年もやってきたのに、後からちょこっと入ってきた新入りの人が信頼されて任されたりするのを見て、失意も落胆も表現することもできず、自己嫌悪に落ちいってゆく。また将来の夢とか、未来への希望の部屋でもあるので、今度はあれをやろうこれをやろうと思ってやるが、実態がついてこないので、結局、私は何者なのかという失意のなかで、常に自己イメージが崩されてゆく苦しさを感じる。


12室 隠れた部屋 秘密の部屋:ここに月がある人は、自分をおもてからかくしたい。本当の自分を見せられないと思っている。本当の自分を見せたらおしまいだと思っている。どんな親しい人に対しても見せられない部分があると思っている。すなわち、自分の優しさとか、社会的表現とか、対人関係における表現は、(周囲がどう思うかに関わらず)本人は嘘だと思っている。自分は嘘をついていると思っている。「私は本当の自分じゃない自分で人と接っしている」という感覚。だから対人関係に疲れる。旦那にも恋人にも友達にも知らせないで小さなアパートをもって、そこに隠れていたいというような衝動を持つ人がよくいると思います。これに近い、何か隠れ家があって、自分1人でやっと自分と対面できるような。社会と対面すると、嘘の自分で対応してしまうような自己嫌悪に陥ってゆく。隠れたくないけど隠れざるを得ない・・・それが想像力として発揮される人もいます。月はイメージ力はありますから、12室の月は克服するとうまく使えるんじゃないかと思います。


Source:マドモアゼル・愛 

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Published April 25, 2020

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