ボビーとの対立


ここ数年、性格が合わない人と仕事をすることになり、ストレスが長期化し持病も再発しました。😂 これは、よく若い頃にブラックな上司から受けた試練とはちょっとまた違いまあす。


一緒に仕事をしているのは80歳を超えた女性です。こんな女性がいるからアメリカってすごいなと思えるほど、たくましいシニアで、尊敬する人です。彼女はオフィスワークの経験がなく、何でも気分で決めてしまう性格で、気性も激しいです。私はオフィスワークに関しては分析型で正確でスピーディーを売りにしてきました。彼女と真逆です。


私は彼女を尊敬しますが、仕事をぐちゃぐちゃにされると嫌になります。そしてそのまま他者にプレゼンされてしまい、恥ずかしい思いもします。彼女は自分がやった事に気づかず、私にキツイ事を言ったりするのです。私は応戦の誘惑にかられたら姿を消すようにしています。意地悪な思いをもった自分に後で嫌悪感を感じて、落ち込みます。


更に彼女は物忘れがひどいのです。私が用意した書類を無くしてしまう。私が言ったことも忘れる。記録のためにメールにしますが、これも忘れます。こんな人とどうやって仕事をしていけばいいのか・・・


私は決断しました。彼女と同化する。私も物忘れをする。キレイな仕事をしない。スピーディーにしない。企業での働き方が染み付いた私は、無意識に効率よく働こうとする。でもこの仕事は無給。ここは非営利団体。株主がいない。だから評価を気にしなくていい。効率を美徳としない彼女の働き方を学ぶ。これが今自分に与えられた役割。そして何より、彼女には老いの話はしない。彼女はそれを認めたくない。


5〜6年ほど、こうやって彼女の下で働きました。ストレス性の持病は慢性化しました。彼女は先日、私の行動に対し、怒りのメールを送ってきました。そんなメールをもらうと私もカチンときます。でも、腹立ちの奥には彼女への尊敬があります。だから、こうやってキレられても別にいいやと思えます。私は彼女への愛情をを内側で感じるようになったので、安心して文句を言われることにしています。


先日、突然彼女から辞任の決意表明のメールがきました。歳をとった自分の物忘れがひどくなっている事を自覚するようになった、と書かれていました。頭上にあった暗雲が消えていく思いです。そして達成感。言わなくてよかった。彼女が自分で気付くまで待つことができて、良かった。


彼女と私のポジションは、こうして逆転する事になりました。私は彼女に許可をとる事なく仕事を進められる。そして彼女は、私がやる事にいちいち目を通さなくて済む。Win Win。私は彼女に好きなことだけしてもらいたい。彼女のやる事にこれからもカチンときたりしながら一緒に仕事をして行くのでしょう。私は非効率に働く事の良さを、彼女に教えてもらい続けます。

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